こんにちは。
みなさんは、恋愛小説を読んだことがありますか。
実は私もたくさんは読んでないのですが、知り合いに勧められた作品は読んでみることにしています。
最近、勧められて読んだ作品は江国香織さんの「がらくた」です。
読んでみて、こんな男と女の関係あるのと疑問に思うところもあったんですが、ちょっと変わってて面白かったのでご紹介することにしました。
この記事では「がらくた」を読んだ感想はもちろん、この本をお勧めしたい理由やどんな方に読んでもらいたいかも、お伝えしていきます。
最後までゆっくりとご覧になってください。
目次
江國香織のがらくたを読んだ感想は
恋愛小説とされていますが、それだけで言い表すのはもったいないと思うような不思議な話です。
この小説は主人公である「柊子」と「美海」の視点が交互に入れ替わりながら展開されます。
この2人が偶然旅行先で出会い(お互いに家族連れですが)、仲良くなったことで話が進んで行きます。
他には柊子の旦那や彼女の母親、美海の両親などが登場します。
私は美海が特に好きなキャラクターです。
彼女のアメリカ育ち故の奔放さ、自由さに憧れます。
大人相手に偉ぶることもなく、けれど自分の怒りをきちんと伝えられるところに好感が持てました。
あと、好きな人に対する言動がとても可愛いです。
学生らしい可愛らしさもありつつ、大人っぽさが垣間見える彼女が好きです。
もう1人の主人公である柊子も、当然内面が深く描写されています。
ですが、私には彼女が1番わかりませんでした。
あれだけ旦那に心酔しておきながら、一緒に旅行に行くのは自分の母親であること。
しかも、彼が他の女性と関係を持つことを全く責めないのです。
彼が美海を抱いたことを知っても、美海と距離を置くこともないでしょう。
けれど、柊子も旦那がいるのに遠慮なく美海の父親と寝ていたので、お似合いの2人と言えそうです。
江國香織に関するプロフィールや経歴やエピソードなど
ここでは
- 江國香織に関するプロフィール
- 江國香織さんの経歴やエピソード
などをご紹介していきますね。
江國香織に関する経歴やエピソードなど
小説だけでなく、児童文学やエッセイの執筆、海外絵本の翻訳もされています。
代表作は「きらきらひかる」や「落下する夕方」、「江國香織童話集」など多数。
作品は恋愛小説が主ですが、青春物やファンタジー系も執筆されています。
1987年に童話作家としてデビューされました。
以降いくつもの受賞作を生み出している作家さんです。
子どもに優しく語りかけるような、柔らかくて読みやすい文体が特徴的です。
父親はエッセイストの江國茂さん。
両親は亡くなられていますが、仲の良い妹さんが1人います。
食事にこだわりがあるようで、エッセイは大半が食事の話題となっています。
幼い頃から読書が好きだったようです。
エッセイ集の「やわらかなレタス」に「スーパーで売られていたカップ麺の味の想像がつかず見つめていたら、夫が食べたいのかと勘違いしてそれを買った」というエピソードがありました。
江國香織の代表作品を紹介
江國香織の代表作品を紹介します。
以下の5作品もおすすめなので、ぜひ読んでみてください。
・きらきらひかる
・真昼なのにくらい部屋
・落下する夕方
・泳ぐのに安全でも適切でもありません
・東京アワー
がらくたは結婚している女性に読んで欲しい!その理由についても
がらくたは、どの年代の女性にも読んでいただきたい作品ですが、特に結婚している女性に読んでもらいたいです。
新婚ではなく、ある程度歳月を重ねている女性。
なぜなら、結婚している方の感想を聞いてみたいという声があったからです。
江國香織さんの作品を大好きな方がいて、実は彼女は恋愛経験がありません。
そのせいか、作中に出てくる人物の心情を測りかねることが多いそうです。
でも、世間には既婚の女性はたくさんいます。
夫がいるということは結婚したということで、それはつまり恋をしたということです。
でも、恋愛ってこんなに難しいものなのか?
自分の身体を赤の他人に晒すなんて抵抗はないのか?
柊子の心情に理解を示せるのか、示せるとしたらそれは何故か。
他の女性を抱いておきながら自分を愛している夫なんて絶対に許せないと思うということが理解できない。
同じように、夫がいながら他の男に抱かれることについても疑問だそうで、それなのにお互いに冷めているわけではない。
こういう関係って、既婚者にはどういう風に見えるのかが、気になるようですね。
「がらくた」に限らず、他の作品に関しても聞いてみたいという理由から、結婚している女性に読んでもらいたいそうです。
まとめ
この記事では江國香織さんの「がらくた」について、ご紹介してきました。
最後まで読んでみて、なんとなく外国の自由奔放な感じの小説感がありましたが。
個人的には面白かったですが、若い方にはあまりおすすめではないのかも。
なので、ある程度、年齢がいってから読む方が理解できるかもしれないです。
気になる方は一度読んでみてください。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございます。
名前:江國香織
生年月日:1964年3月21日
出身地:東京都新宿区