綿矢りさのひらいてを読んだ感想!どんな人におすすめなのかや理由についても

 

こんにちは。

みなさんは綿矢りささんの小説を読んだことはありますか。

実は私、綿矢りささんの小説が大好きで処女作の「インストール」、「蹴りたい背中」からずっと追っていますが、この二作同様に好きな作品が「ひらいて」です。

「ひらいて」は女子高校生の恋心を描いた作品ですが、行き過ぎた思いが止められず、暴走してしまうというエキセントリックな内容。

2021年には映画化もされていて、話題になっていました。

映画で見るのも良いですが、やっぱり最初は原作を読んで、文章の面白さや独特な表現を楽しんみてください。

それでは、最後までゆっくりとご覧になってください。

綿矢りさのひらいてを読んだ感想を紹介!

「ひらいては」綿矢さんが久々に書いた高校生を主人公にした恋愛小説です。

「インストール」、「蹴りたい背中」は、内気でこじらせた女子高生が主人公でしたが、この「ひらいて」の主人公はクラスでも目立つタイプで、華やかなグループに所属しているタイプ。

そんな彼女が、ちょっぴり地味で武骨な男子に恋をするという物語です。

ここまで聞くと、少女漫画であるよね~という設定らしいですが、さすがは作家として脂ののってきた綿矢さん、繊細な心の機微を巧みにくみとり綺麗な表現で文章を紡ぐ才覚はさらに磨かれていて、鮮やかで衝撃的な展開にハラハラ、そして、思わず体の奥から熱くなる切ないラストが待っています。

主人公の恋する男子には恋人がいて、いわゆる略奪愛、いや、主人公は暴走するようにとにかく関係を壊そうとするのですが、そのやり方が怖い怖い。

この少女の残酷さの表現は、フランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」を想い起こさせます。

かなりセンシティブな展開や描写もあり、ドキドキというより不快感ギリギリのぞわぞわという感じ、でも不思議と嫌じゃない、つい読み進めてしまう。

綿矢さんの筆力には脱帽です。

心理描写が繊細な小説が好き、高校生たちのセンシティブな恋愛物語が読みたいあなたに、とくにおすすめです!

綿矢りさの経歴やプロフィール

ここでは

  • 綿矢りささんのプロフィール
  • 綿矢りささんの経歴

について、ご紹介してきます。

・名前:綿矢りさ
・本名:山田梨沙
・年齢:40歳
・生年月日:1984年2月1日
・出身:京都府京都市
・身長:不明
・血液型:不明

綿矢りさの経歴

1984年、京都府京都市に生まれる。

十七歳のときに太宰治の小説に感銘を受け、高校在学中に全集を読破。

ほか、村上春樹、よしもとばなな、町田康、山田詠美などに影響を受ける。

高校在学中、「インストール」にて第38回文藝賞を受賞。

作家としてデビューする。

早稲田大学教育学部に進学後、2004年に「蹴りたい背中」で第130回芥川龍之介受賞。

これは最年少の受賞であった。

その後、作家としてスランプのような状態がつづくが、2010年、『勝手にふるえてろ』が第27回織田作之助賞大賞候補になる。

また、2012年、『かわいそうだね?』で第6回大江健三郎賞を受賞。

同年、この作品が京都市芸術新人賞を受賞する。

2019年、『生のみ生のままで』で第26回島清恋愛文学賞を受賞するなど、現代文学の人気作家として活躍中。

綿矢りさの代表作品

綿矢りささんの代表作品についても、お伝えしていきます。
以下の5作品が選んでみました。

「インストール」

「蹴りたい背中」

「勝手にふるえてろ」

「生のみ生のままで」」

「夢を与える」

綿矢りさのひらいてはどんな人におすすめなのかや理由についても

心理描写が繊細で、文章表現が綺麗な小説が好きな人には、まさにそういう文章を書かれる作家なのでおすすめです

高校生の瑞々しくもナイーヴな片想いを切情こめて書いていたとおもったら、恋が破れたと思いきや暴走しはじめるという物語なのですが、そういう人間の心理を細やかにきりとり、綺麗でおしゃれな文章で紡いでいます。

言葉が好きな方、詩のような文章を好む方にもおすすめです。

また、高校生たちのセンシティブな恋愛物語が読みたい方には、そんな描写やドキドキの展開があるのでおすすめです。

詳しくは書けないのですが、主人公は片想い相手のカップルを壊すために、道徳的にはありえない行動をします。

でもご安心あれ、バッドエンドが苦手な方にもおすすめで、ラストは胸があたたかくなるような、でもさむざむしい切なさが残るような、特別な読書体験ができます。

小説らしい小説を読んだ、そんな感想をえられます。

小説でしか表現できないものを表現した小説が好きな方にもおすすめです。

まとめ

綿矢りささんの「ひらいて」についてを読んだ感想やどんな人におすすめなのかを、お伝えしてきました。

「ひらいて」は若い世代だけでなく、幅広い世代で読んでもらいたい作品です。

若い頃に読んで、何年か経ってから、また読み返してみるのもありですね。

そのころにはわからなかった恋愛の価値観や感情が、後からよく理解できるかもしれないです。

一度、読んでみてください。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございます。