辻村深月の盲目的な恋と友情の感想やどんな人におすすめか?その理由についても!

 

こんにちは。

みなさんは、どんな恋愛小説が好みですか。

あまりドロドロ系は苦手だという方もいますが、実は読んでみると面白かったという感想も多いです。

そこで、今回おすすめするのは、辻村深月さんの「盲目的な恋と友情」。

盲目的な恋、そして盲目的な友情のお話、ドロッとした感情がおりなす、少し重い感じもありますが、面白いのでおすすめです。

読んだ感想やどんな方におすすめかなどを、お伝えしていくので、どうぞ最後までゆっくりとご覧になってください。

辻村深月の盲目的な恋と友情を読んでみた感想

冒頭で、「あの人が死んでしまったら生きていけないと思った」という文があり、その文に惹かれてこの小説を読んだ。

盲目的な恋は、もはや恋と呼べるほど綺麗なものではないように思った。

盲目的な恋、といえば可愛く聞こえるけれどそれはただの依存で、その人に恋をすることで自分を保っているだけだと思う。

恋愛に盲目的なときは、友情がどれほど強く大切なものでも、恋愛ごとと同じくらいの力量で大切にすることは出来ない様子が描かれていた。

この本は、何かに依存しがちな人が読むと、共感できるものが多いと思うし、心惹かれると思う。

私がこの本を読んだとき、私もその時の恋人に依存していて、今になれば馬鹿らしく思えるけれどその時の私は精一杯に生きて、地獄みたいに辛かった。

この本に出てくる蘭花も、冒頭の文のように恋人に依存していたが、この物語の最後には全く別の男性と幸せそうに結婚していて、当時の私には最後の蘭花にがっかりした記憶がある。

けれど、人というのは変わっていくもので、絶対に、絶対に離れないと思っていてもいつかは心が離れてしまうもので、それが悲しい事だとしても時が経てばその事にも慣れ、新しい恋をはじめるのだと幼かった私に教えてくれた。

辻村深月の経歴やエピソードを紹介

辻村深月の経歴やエピソードなどを紹介していきます。

プロフィール
  • 名前:辻村深月
  • 生年月日:1980.02.29
  • 出身:山梨県

辻村深月の経歴

    辻村深月という名前は、綾辻行人から取っている。

小学校6年生の時に『十角館の殺人』を読み、綾辻行人の大ファンになったことが始まりで、ファンレターを送ったり、本人と手紙などで直接やり取りをするほどの熱烈な綾辻行人ファン。

辻村深月さんの文章は若者の微妙な心情、思春期独特の揺れ動く気持ちを捉えた透明感のあるのが特徴。

最後にバッドエンドになるような作品はほとんど無いように思える。

『ツナグ』や『朝が来る』、『かがみの孤城』、『傲慢と善良』『鍵のない夢を見る』など実写化して大人気作になった作品が多く存在する。

私が心に残った作品内での言葉は、「死者は生者のために存在する」。

生きているものは死んでしまった者に対して、彼(彼女)の分まで生きようと思う描写が多いが、それをこの言葉で表すことが出来る辻村深月さんの文章の力、言葉の力に感銘を受けた。

死者はしばるためではなく、思い出としてその人の生きていく力になる、その事に救われた。

辻村深月の代表作品を紹介

辻村深月さんの代表作品を紹介します。

ツナグ
本日は大安なり
水底フェスタ
鍵のない夢を見る
傲慢と善良

盲目的な恋と友情はどんな人におすすめ?その理由は?

私はこの作品を、今現在恋愛に没頭している人、恋愛に疲れている人、恋愛に悩み事がある人、何かに依存しがちな人、またはしている人、していた人に薦めたい。

それはこの作品に出てくる人が皆、何かに囚われて依存しているからだ。

恋愛、友情、仕事、夢、どれかに依存している人はこの世の中に沢山いるのではないかと思う。

依存、そのものは悪いものだとは思わないけれど、いきすぎるとそれまでの自分、これからの自分を壊しかねないのではないかと思わされる。

だが、この作品の終わりを見て、依存から解放され幸せな道に進んでいくことは不可能ではないと希望を持つこともできる。

依存している最中にこの本を読んでも、この物語の終わりに失望するかもしれないが、その依存から抜け出したいと思った時、この本で得た力はきっと少しの助けになると私は思っている。

過去になにか依存していた人が読めば、その頃を悪く思うことなく、幼かった自分を懐かしめると思う。

まとめ

辻村深月さんの盲目的な恋と友情について、ご紹介してきました。

この作品は恋と友情を描いた二つの構成で成り立っています。

ただの恋愛小説ではなく、最後にはどんでん返しが待っているというサスペンス要素も。

20代の女の子たちの危うい恋愛や友情を描いたストーリーですが、どの世代の方にも一度読んでいただきたい作品となっています。

ぜひ、一度読んでみてくださいね。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございます。