浅倉秋成の六人の嘘つきな大学生の感想や読んでもらい人は?その理由についても

 

こんにちは。

朝倉秋成さんの六人の嘘つきな大学生という小説をご存じですか。

就活生たちが、会社の面接での心理戦が描かれていて、とても話題になった作品です。

朝倉秋成さんは、この作品からとても注目されている若手の作家さんみたいですね。

ということで、この記事では六人の嘘つきな大学生を読んだ感想やどんな人に読んでもらいたいかなどを、ご紹介していきます。

最後までゆっくりとご覧になってください。

浅倉秋成の六人の嘘つきな大学生の感想について

とにかく叙述トリックと伏線回収が見事としか言いようのない作品だった。

就職活動の最終面接の場に集まった6人の大学生の秘密が明らかにされるくだり、数年後にその会社に1人だけ入社した人物が探偵となって他の人物(かつて内定を争った大学生や当時の会社幹部)に話を聞きに行くくだりが交互に展開されていく。

その中で、読者はだんだんと疑心暗鬼になり、面接会場で他人の闇を暴露した真犯人は誰なんだ、みんな腹の中では何を考えているか分からなくて疑わしいぞという気持ちに駆られてくる。

だが、それも作者の思惑に過ぎず、最後の数十ページで誰もが「どこにでもいる大学と会社関係者」であると分かって安心させられる。

もちろん犯人のしたことや下らない犯行動機は許せないが、真の悪人は誰もいなかったのが救いだった。

しかも、6人の抱える秘密の内容もさまざまで、探偵役に選ばれた女性にも絶対に知られてはいけない過去があったのが面白かった。

読み終わった後になって、その秘密のヒントが至るところに隠されているのが分かったが後の祭り。

前のページを必死に手繰って、「ここか!」と復習しなければいけないのがもどかしかった。

しかし、普通に就職活動を経験した人なら、自分を等身大以上にアピールしたり、理不尽な要求に答えなくてはならずに困ったりした気持ちが痛いほど分かるだろう。

そういったモヤモヤも手に取るように描かれており、伏線の見事な回収もあいまって、読後感はさっぱりしていた。

なお、今秋に映画化が予定されているが、この世界観を映像で描くのは至難の業ではないかと思っている。

浅倉秋成の経歴やプロフィール

朝倉秋成さんの経歴やプロフィールについて、ご紹介しておきますね。

プロフィール

・名前:浅倉秋成
・本名:不明
・年齢:34歳
・生年月日:1989年11月8日
・出身:千葉県
・身長:173cm
・血液型:A型

朝倉秋成さんの経歴やエピソード

プロ野球チームの千葉ロッテマリーンズのファン。

高校時代は小中学校の同級生とお笑いコンビを組んでM-1甲子園に出場した経験がある。

今でこそ、その流れるような展開の描写により「伏線の狙撃手」との通り名を持つが、大学に入学するまでの18年間は読書が苦手で、「自分は読書ができない体に生まれてしまった」と思って生きていた。

実際は集中力が続かなかったことと、年齢に対して高尚な本(夏目漱石など)を選んでいたからだと後に語っている。

大学1年になって東野圭吾の作品に出会い、ようやく読書の楽しみを知る。

そこから宮部みゆきなども読めるようになったが、プロの小説家になった今でも川端康成は読めないらしい。

2022年頃までX(旧Twitter)のアカウント名は、「浅倉秋成(の母)」だった。

自身の母親が書いたような文章になっていたが、これは本人がツイートしていたたものだったというオチがある(現在はこのアカウントは存在せず)。

浅倉秋成の代表作品

朝倉秋成さんの代表作品について、ご紹介してきますね。

ノワール・レヴナント
フラッガーの方程式
教室が、ひとりになるまで
九度目の十八歳を迎えた君と
俺ではない炎上
家族解散まで千キロメートル

浅倉秋成の六人の嘘つきな大学生を読んでもらいたい人は?その理由についても

現在、就職・転職活動真っ最中の人や、内定をもらってホッと一息ついている学生、また企業で採用活動に携わっている人、大学のキャリアコンサルタントの方などには一読してほしい作品である。

でも、実際には就職活動を経験した全ての人に薦めたい、読んで欲しいと思う。

理由は、多かれ少なかれ自分の経験した就職活動とリンクすることが書かれていて、とても共感できるからである。

特に何度もある選考過程を通過して最終選考に至るまでの緊張感、必要以上に自分の優秀さをアピールすることへの後ろめたさ、他の学生と切磋琢磨するふりをしながら裏では蹴落としてやろうと思っている腹黒さ、選考に落ち続けて感じる「就活疲れ」のような心の闇の部分が丁寧に描かれているため、あの頃の自分はどうだったのかと往時に思いを馳せることができる。

それは作者自身がまだ30代と若く、印刷会社での就労経験(ひいては就職活動の経験)があるから、ここまで生々しく書けるのであろうと感じる。

まとめ

朝倉秋成さんの六人の嘘つきな大学生を読んでみて、さすが話題になっているだけのことはあるなと思います。

他の方の感想をみても、伏線回収が見事だというものが多かったようですね。

ミステリー小説なのか、不思議なジャンルの作品で、新鮮さも感じましたが。

就活中の大学生や就活を経験した人なら、共感するとこも多い作品だと思います。

映画化にもなるということで、先に原作を読んでから映画を見るのもありですね。

就活中の大学生だけでなく、すべての世代の方におすすめしたい作品なので、ぜひ読んでみてください。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございます。

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